バランスアップを貼ることで重心位置はわずかに変化しますが、10g貼っても移動量は約1㎜程度とごくわずかです。そのため、重心位置の変化自体は小さいものの、クラブの挙動には確かな影響が現れます。はじめ多めに貼って減らしながら変化を確認して、ご自身に合ったチューニングを行ってください。
クラブヘッドに鉛を貼るとスウィングバランスの他、振動数（CPM/シャフトが1分間に何回振動するかを表す単位）もわずかに変化します。ドライバーに1枚/5g貼ると、振動数が約2〜4CPM低下し、数値上はシャフトがやや柔らかくなった方向への変化となります。貼りすぎはクラブヘッドが重く感じ、振り遅れることもありますので、はじめ1枚/5g貼り、振り遅れて右に行くようならハサミ等でカットして減らし、ご自身に合った鉛の量に調整することをオススメします。

【バランスの変化】（記載のバランスの変化は計算値と計測値から、重さは設計値・暫定値を記載しています。）
弊社測定値/#W1（45.25インチ）で3.5、#W3（43インチ）で2.5、#I7（37.0インチ）で2.5ポイントアップ
装着するクラブの種類や設計、元々の重量配分、さらに貼る場所によって、特にクラブの慣性モーメントが大きい場合には、同じ重さの鉛を貼ってもバランスの変化が異なります。